2019JCS予選使用構築ーオーガレックー ただのバイバニラとテールナー好きがJCSに挑戦しただけ。
とある日のツイッターのTLにて…
------------
|JCS予選、4週間後らしい|
------------
オレ「ファッ!?」
はじめまして。テールナーとバイバニラが好きなMと申します。今回がはじめて書く構築記事になります。コーヒー片手に気軽にお読みください!
簡易解説
・カイオーガ@藍珠 控え目 H188 B252 C44 D4 S20
潮吹き 根源の波動 冷凍ビーム 守る
・レックウザ@襷 陽気 H4 A252 S252
画竜点睛 神速 剣舞 守る
・ドータクン@フィラ 生意気 H228 B156 D124 S0
(浮遊) トリル スキルス ジャイロ 神秘
・トゲデマル@チョッキ 陽気 H116 B44 D244 S100
(避雷針) 猫 がむしゃら ほっすり 蜻蛉
・ガオガエン@ガエンZ 意地 H52 B4 A228 D220 S4
猫 DD 蜻蛉 フレドラ
・クロバット@ウタン 陽気 H148 B108 S252
(精神力) 追い風 挑発 前歯 霧
目次
1、構築の経緯
2、個別解説
3、選出と立ち回り
4、結果
5、最後に
1、構築の経緯
パーティの組み方は人それぞれ個性が出ますが、私は環境に刺さっている並びは何か、という観点から構築を組みました。まずは環境にどんなポケモンがいるのかを把握することから始めました。PGLの使用率ランキングでは、伝説枠はグラードン、カイオーガ、レックウザ、ゼルネアスが上位にランクイン。一般枠では、一位のガオガエンをはじめ、カプ系統(ブルル以外)やボーマンダがいました。
実際にレートに潜って確認してみると、グラゼルネマンダ、オーガレック、ぜルネレックといった構築が多く、特にオーガレックにはよく当たりました。2016年の前回大会で優勝した影響でしょうか。また、上記のいずれの構築にもガエンとカプ系統が同居していました。これらのポケモンがトップメタだったと言っても過言ではないです。
以上のポケモン達に強い組み合わせを考えたところ、カイオーガ、レックウザ、トゲデマル、ドータクンの4体に目をつけました。このオーガレック2匹の特徴としては、オーガは使用率1位のガエンをワンパンできる可能性が高く、さらにレックウザと組ませることでグラ―ドンに怯えずに動かせる、という感じです。
グラゼルネマンダの並びにはオーガレック+浮遊ドータクンの組み合わせが強いです。
タクンは流行りつつあったぜルネレックのメインウェポンを半減できるところも優秀でした。神秘の守りを採用することでよく同居しているモロバレルも怖くありません。
しかし、グラゼルネ構築によく同居しているカプ・コケコは、オーガレックに対する驚異的な駒です。対策として、避雷針トゲデマルを採用。猫だましもあるので、この子には伝説2体をコケコ等から守る役割を任せました。
また、トゲデマルは思わぬオーガレックメタにもなりました。レックウザのガリョウテンセイを4分の1にでき、チョッキを持たせることでカイオーガの水技も耐えてくれます。削られたらがむしゃらを打ち、相手のポケモンをこちらのレックウザの神速圏内に入れることをよくしていました。
以上の4体のままだと、ルナアーラ、月食ネクロズマ、ナットレイ、ゲンガーが辛いです。ここでガオガエンを採用しました。
最後の1枠は非常に悩みました。採用条件として、もう一つのS操作ができることを第一にしました。S操作をして上から高火力を押し付けることが、このルールでは強いからです。悩んだ結果、「追い風」が使え、ドーブルや催眠対策になる「挑発」、ゼルネアスへより強くなったりレックウザへの威嚇を解除できる「黒い霧」が使えるクロバットを採用し、6体が決まりました。
2、個別解説
前置き
1、省略している単語が多いです。
2、努力値調整については、確定耐えが理想だと思っていますが50%の乱数までなら許せてしまう性格です。
カイオーガ@藍色の珠
ひかえめ H188 B252 C44 D4 S20(S実数値113)
潮吹き 根源の波動 冷凍ビーム 守る
HB いじ鉢巻レックのガリョウ50%乱1
S 無振りグラカイ+3
環境に多かったいじ鉢巻きレックの画竜をよくミリ耐えしてくれました。返しの冷Bで倒せたのが強かったです。いじ鉢巻レック意識ならこの調整が一番配分の効率がいいです。
S20振りはオーガミラー意識です。どちらが先に行動するかで相手のオーガがHB型かCS型か推測することができ、こちらのレックウザのガリョウ圏内であるかどうかを判断できます。
Cに少し振ってあるのは無振りだと色々な場面でミリ耐えされたためです。
雷の採用も考えましたがトゲデマルが環境に割といたため採用を見送りました。
レックウザ@襷
ようき H4 A252 S252
画竜点睛 神速 剣舞 守る
襷の強みは多くのルートが取れることです。襷を行動保証にして、耐久の低い一般ポケをガリョウで落としたり、猫剣舞で伝説ポケを縛ったりしました。神速に関しては、今大会はテテフとアマージョがそこまで多くなかったため採用して正解。できれば鉢巻型も使ってみたかったです。割と耐久あるのでこの子。
ドータクン@フィラのみ 浮遊
なまいき H228 B156 D124 S0(S個体値4、S実数値36)
トリル スキルスワップ ジャイロ 神秘の守り
HB 特化ガエンフレドラ 50%乱1
特化グラ断崖 81.5%乱1
特化グラ炎パン 確定耐え(80.2~95%)
HD C252 +2ゼルネムンフォ 42.8%乱2
特化オーガ潮吹き 6.3%乱1
自慢の調整。たぶんあまり見かけないと思います。A特化グラは余りいないと感じたのでHBは少し妥協してます。7世代になりガエン、ルナ、ネクロが出てきたことでドータクンは努力値、持ち物考察の余地ができたポケモンだと思います。S個体値が4なのはドータミラー意識。トリル下で相手より遅くスキルスワップを打つことで天候をとります。
トゲデマル@チョッキ
ようき H116 B44 D244 S100(S実数値141
猫騙し がむしゃら ほっぺすりすり とんぼ返り
HD 特化オーガ潮吹き 確定耐え
特化ルナZ 確定耐え
C252ゼルネ +2ムンフォ 36.3%乱2
HB -1無振りガエンフレドラ 25%乱1
A252メガレック画竜 0.2%乱3
S 最速ドーブル+2
これも自慢の調整。Hに振り切らずBDに分けているのはHP満タン時のがむしゃらのダメージを増やすため。
ほっぺすりすりはイベルタルやレックウザ意識。麻痺らせることでオーガが上を取ることができました。
いじっぱり H52 B4 A228 D220 S4(S実数値81)
DDラリアット 猫騙し とんぼ返り フレアドライブ
A H252ファントムガードルナを-1ガエンZで 50%乱1
HB -1特化グラの断崖 12.5%耐え
HD 特化252グラの大地 50%耐え
S 無振りガエン抜き
これもこれも自慢の調整です。z枠が余っていたのでこの子に持たせました。Z型なら少なくとも補正込A228まで振るのが理想です。無振りだと威嚇を受けた場合にルナにミリ耐えされることがレートで頻発しました。
クロバット@ウタンのみ
ようき H148 B108 S252
追い風 挑発 怒りの前歯 黒い霧
HB 特化テテフのPF(サイコフィールド)サイコシ 確定耐え
C252ミュウツーPFサイキネ 25%乱1
C252ウルネクPFフォトン 12.5%乱1
A252メガレック画竜 確定耐え
HD ゲンシオーガ特化雨下こんげん 確定耐え
S 最速
物理耐久で計算するエスパー技がよく飛んでくるためBに厚め。この子は大活躍してくれました。追い風を貼って退場してオーガで全抜きしたり、挑発で多くの補助技を止めていました。S操作やワイガをしてくるルナアーラ、ツンデツンデ、ドーブルに刺さり、オーガの全体技をうまく通せました。
3、選出と立ち回り
デマルとガエンの猫騙しでこちらの伝説2体を守りながら、守れない相手にダメージを与えたり、交換して有利対面をつくったり、レックウザで剣舞したりする。電気ポケにはトゲデマル、ゼルネアス入りにはドータクン、ルナアーラ・ネクロズマ入りにはガオガエンを選出していく。
vsグラゼルネ
オーガレック+ドータガエンorデマル(コケコがいる場合)
ドータクンをうまく守れば勝てます。
vsオーガレック
オーガクロバ+レックデマルorガエン(ナットがいる場合)
相手のデマルやコケコをうまく削れば勝てます。
vsテテフネクロ(ルナ)+グラorゼルネ
ガエンドータ+オーガレック
初手テテフネクロ(ルナ)だった場合、ガエンかドータどちらか一匹を捨てて、ガエンZで1:1交換するorトリックルームからオーガで潮吹きを連打します。
4、結果
戦績は31勝14敗です…かなC。
1700台に乗せてから力尽きました。予選抜けボーダーは1810~20辺りでしたね。
このオーガレック構築は、きつい並びもなく、どの試合も勝てる試合ではあったと感じているので、構築の完成度には自信があります。しかし、プレイングと選出がひどすぎました。
たとえば、オーガクロバットvsレックレヒレ対面では、クロバット追い風、カイオーガ守るからの次のターン冷凍ビームでいいのに、「オーガが守るのみえみえだしクロバ狙うやろ〜」と調子こいてたら、オーガに画竜点睛と凍える風が集中されて倒されたり…
選出もガバガバで、初手に月食ネクロテテフが来るとわかっているのにガエンオーガから入ってしまい、オーガが守っている間にムンフォ+大地でガエンを落とされ…
つまり、いい構築はできたのですが、自分の中に落とし込むことができませんした。メモ帳でシミュレーションをしたりレートで回したりはしていましたが、その量が足りなかったと言えます。元々ポケモン歴が短いのに、それを怠ったのですから予選抜け出来なくても納得です。ただ学校が忙しかったのもあるのでしょうがない気もします。
というわけで構築紹介はここまでです。余談ですが、最初は10近くいる大好きなポケモンのうちの1つである、メガゲンガーを軸にしたいと思ってグラカイトリパを使っていたのですが、スカーフテテフ等がどうしようもなく、ゲンガーが有利を取れるグラゼルネ構築に代わり有利を取れるとは言えないオーガレックが環境トップにいたせいで、解雇しました。もしゲンガー入りで18付近に行った方をご存知でしたら、@Emu_VGCまでDMくださると喜びます。質問ももちろん待ってます!
そういえば以前TLで見たのですが、James BaekとWolfeが海外の大会でオーガイベルゲンガーを使って上位に入賞していましたね。ゲンガーを見捨てずに可能性を探るべきだったのかもしれないと思うと、なんだか胸にこみ上げるものがあります。
5、最後に
今回は色んな方々のポケモンをおかりしました。
トゲデマルの親のキリカズ氏。クロバットの親のカケル氏。今大会は出番なかったけど、いただいたグラードンとゼルネアスもレートでよく使ってますよ!大活躍してます!!また、ディスコでよく構築相談に乗ってくれた方もありがとうございます。
これからはwcsに潜る頻度を減らして、シングルに挑戦してみようかなと思っています。色んなルールに詳しくなれるのっていいことですよね。まずはs12で僅かに届かなかった2000を目指したいです。
それでは、また次の記事で。